昼時、会社の自動ドアをくぐった瞬間

むっと暑く重たい空気と

刺すような日差しを全身に浴びる。

駅前のスペースを乗っ取って

演説をしている政治家の声が

否応なしに辺りに響いていて

休息もなにもあったものじゃないと

辟易する。

金曜日をすっ飛ばして

早く週末にならないかな、なんて夢想しながら

スーパーでお惣菜を買い込んでいる。