Hyperballad

わたしたちは山の上に住んでる

山の頂上に

頂上からの眺めは

美しい

私は毎朝崖まで行って

いろんな小物を投げ捨てる

たとえば

車のパーツとかびんとかフォークやスプーン

そこらにあるものはなんでも

 

これが習慣になってしまったの

こうやって

一日を始めることが

 

あなたが目覚める前に

やっておくの

そうすると幸せな気分になれて

山の上であなたと安全に暮らせるから

 

朝とても早い時間だから

誰も起きていない

わたしはまた崖のところに戻って

いろいろ投げ捨てる

落ちて行くときの音に

耳を傾け

岩の上でつぶれるまで目で追うの

わたしの身体が岩に叩きつけられたら

どんな感じかしらって想像してしまう

 

地上に落ちたとき

わたしの目は

つぶっているかしら開いているかしら

 

昼時、会社の自動ドアをくぐった瞬間

むっと暑く重たい空気と

刺すような日差しを全身に浴びる。

駅前のスペースを乗っ取って

演説をしている政治家の声が

否応なしに辺りに響いていて

休息もなにもあったものじゃないと

辟易する。

金曜日をすっ飛ばして

早く週末にならないかな、なんて夢想しながら

スーパーでお惣菜を買い込んでいる。

グミたちの集会

シンクル、という良アプリに出会い

ほくほくしている最近。

要はコミュニティアプリなのだけれど

他とは違う要素がちらほらあって。

 

まず、「好きなもの」について語る

というのが大前提。

だから、熱烈な愛の言葉が

連なることはあっても

批判的なコメントや

ネガティヴな言葉はまず見かけない。

名前は必ずカタカナ4文字

ユーザーアイコンはみな

グミやスライムを思わせる

謎のカラフルな生き物。

匿名性が高いからこそ

書き込む動機が純化されるというか、

純粋に楽しく語りたいって思って

みんなコメントを残してる感じが素敵。

 

アプリ内にじんわりと満ちる

ハッピーオーラに癒やされる。

ぽちぽち続けていこう。

宇宙でいちばんの

今日は仕事で慣れないことに気を遣って

心をすり減らしてしまった。

さ、ビタミンを補充してあげる。

レモン色のタブレットをひとかみ、

嚥下したなら、はいもう大丈夫。

無理して頑張らなくてもいいのよ。

 

そういえばうる星やつら

「心細いな」というタイトルの歌が

好きだったなあと思い出す。

ディスコっぽいリズムと切なげなメロディー、

時代を感じるぼわんぼわんとした音響、

パステルカラーで描かれた夜の街、

踊るラムちゃん、すべてがレトロ可愛くて。

 

漫画のワイド版も

全部実家に置いてあるんだよね。

また読み返したくなっちゃった。

 

 

はじめる

特にきりのいい日付でもなんでもないけれど

思い立ったので始めてみようと思います。

 

今まで、ウェブ上で日記をつけても

いつも長く続かなかったのです。

無意識に読む人の目線を気にして

どこか取り繕って

しまいに億劫になって放り出すことの繰り返し。

でも、今回は。

自分の素のテンションで、

思うままに綴ろう!と

固く決心しているのであります。

 

人を見下す言葉ばかり

蔓延している世の中だから

批判を恐れて縮こまってたって

損はしても得はないよね。

自分に直接向けられたのでなくても

さした根拠もなく人を馬鹿にしたり

蔑む言葉は大嫌い。

スイーツ(笑)、とか意識高い系、とかさ、

人のことを容易に浅い、とか言っちゃうのも、

偏見でしかないもの。

 

私はもう学生じゃないけれど

知らないものことを

学ぶ姿勢を大切にしたいし

素敵なものを素敵と思える感性を

なにより慈しみ育んで生きていきたい。

とはいえ元来インドアでものぐさな性格だから

限界はあるだろうけど、いいんだ。笑

 

日常と、すきなあれこれを

殴り書くスペース。

交流ももてたらなお素敵かな。